アメリカで暮らす、働く、育てる

アメリカの西側で4歳の娘を育てながらファイナンスの仕事をしているワーキングマザーです。税理士→外資IT→米本社勤務。アメリカでの共働き、マイホーム、お金、子育てなど、日々感じることを書いています。

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外資系企業で使われるカタカナ語15選~社内の会話ってこんな感じ。

外資系企業でなくても、ビジネスの現場ではやたらとカタカナ語(コンセンサス、エビデンス、ファクトなど)が使われる‥なんていう話はよく聞きます。

 

ですが外資系企業内で繰り広げられるルー語(ルー大柴語)会話は、それを超越しているのではないでしょうか。

 

外資系企業、入社当初のわたし

 わたしも入社当初は、ああ、自分はこの人たちに染まらないように気をつけよう‥外資かぶれ気持ち悪い‥

と思ったものですが、気づけばすっかり染まっていました。

 

最初は、英語かぶれでカッコつけてそういう言葉を多用しているんだと思っていましたが、実際その世界に入ってみると、日本語に言い換えずに英語の単語を織り込む方がスムーズなことが多いと分かりました。

 

例として後で挙げますが、メールに「Announcement」と書いてあった場合、

それを発表と訳すのか、あるいはお知らせ、公示、告知、と訳すのか‥日本語でピタッとくるものを考えるより、「あのアナウンス見た?」と言った方が相手には正確に伝わります。

 

 現在アメリカで働いているわたしですが、日本で外資系企業に勤務していた当時の例を挙げつつ、そんな社内事情について書いてみようと思います。

 

会社の文化や職種によっても使われる言葉は異なると思いますが、「滑稽だなぁ」と思いながら読んでやってください。 

 

なぜルー語を使ってしまうのか

 外資系企業での会話がルー語になってしまう一番の原因は、会社の公式システム・書類・メール、あるいは国をまたいで行われる会議などがすべて英語だからだと考えられます。

 

つまり、日本語で存在する言葉をあえて英語に訳して使っているわけではなく、目の前にあるシステム、書類、会議、議事録上での言葉をそのまま会話に織り込んでいるというイメージです。

 

 

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1. Approve, Submit

「承認」という言葉は社内でほぼ聞きません。どのシステムでも上司が何かの承認をするなんていうときは「Approval」というボタンがあります。加えて、それを「Submit」するなんていうボタンもあるので、

「マネージャーのアプルーバル取った?」「いや、もうサブミットしたんですがまだアプルーブされてないっぽいです」

なんていう会話になるわけです。逆に「承認申請出した?」なんていうと、“わざわざ”、“あえて” 日本語に訳しているようで、不自然にすら聞こえます。

個人的には、常にきちんとした日本語を使いたいと思っていますが、社内では自然とこちらを使ってしまいます。

 

 

2. Contract

お客さまとの契約書も英語です。

 

というわけで、その書類上の言葉のまま、

「あのコントラクトどうなった?」

「カスタマービジット (Customer visit) が明日あるので、その時に確認します」

なんていう会話になります。

 

 

3. Expense, Reimburse

こんな単語こそ、ほんと日本語で「経費精算」と言った方が分かりやすい気がしますが、

「こないだのビジネストリップのエクスペンス、リインバースした?」

とか普通に言います。 

 

4. Organization, Announce

組織変更のお知らせがあった日には、

「オーグチェンジ (organization change) のアナウンス出てたの見た?」

という会話が飛び交います。 

 

5. Agree

これは外資系企業でなくても大定番ですね。

これは、日頃英語でミーティングしていると「Agree」とその通り使うので、同じ調子で日本語で会話していても「うん、そこはアグリー。でもね‥」なんて具合に使われます。

 

私はなんとなく恥ずかしいので日本語のときには使いません。

 

6. Make sense

これもよく使いますね。

理解できる、納得できる、筋は通ってるなんていう意味ですね。

 

「あぁーなるほど、その説明を聞けばたしかにメイクセンスだね。」

  

7. Issue, Happen

プロジェクト、システムなど何かしら問題が発生したときはこんな言葉が飛びかいます。

 

「またシステムイシューらしいよ。」

「まじで、またイシューがハップン?!」

といった具合です。

 

イシューがハップンまでいくと、これは若干自分たちのルー語を揶揄してあえて言ってる感じがあります。 

 

8. Due

これもよく使います。

しめきりと言えば済む話ですが、「これはいつデューなの?」なんて普通に聞かれます。

 

When is that due? をのノリを日本語に持ち込んでいます。

 

 

9. Good question

以前の記事で、これは英会話でよく使うと書きましたが、英語でよく使うあまり、日本語でも

「それはgood questionだね。」

とか言ってきます。 

notefromus.hatenablog.com

 

 

10. Nice to have

あるに越したことないけどなくてもいい、というような意味です。

 

「うーん、まぁそれはナイストゥーハブだね、プライオリティ下げよう」

 

なんて風に使います。 

 

11. Need to know

上記と似た雰囲気でいうと、こんなのもあります。

 

「この情報はコンフィデンシャルだから、ニードトゥーノウベースで必要な人にだけ送ってね」

 

なんて感じでしょうか。そんなに使用頻度は高くないです。

 

12. Specific

パワポ資料を見ながら

 

「うーん、なんか言いたいことはっきりしないよね。もっとスペシフィックに頼むよ」

 

曖昧だからもっと具体的にということですね。

 

 

13. Allocation, Validation

これはわたしの仕事がファイナンス関係だからかもしれませんが、よく使います。

 

配分・配賦するとか、検証するとか日本語で言う事の方が少ないです。

 

「このバジェット、どうやって各部署にアロケーションしてるんですか?」

「まだバリデーション中なので、この数字は多少動く可能性あります」

 

そんな風に使います。 

 

14. Directionally correct, Somewhere between

ここまで行くと、この人日本語不自由なんじゃないの感が出てきますが、実際これくらいは言う人います。

 

Directionally correct: 細かい数字は正確じゃないけど、大体の方向的には合ってる

Somewhere between: ほぼ~くらい、○○と××の間くらい

 

「まだこの数字バリデーション中です」

「でもディレクショナリーコレクトなんだよね?まぁ、これとこれの somewhere betweenって感じでしょ」

 

 

 

最後に、入社後しばらくして上司に言われ、ぽかんとしてしまったルー語をご紹介します。

 

15. Anecdotal

「○○さん、じゃあアネクドータル的な感じでいいから、1枚スライドにまとめておいて。バックアップにいれるから。」

 

完全にわたしの勉強不足なんですが、このAnecdotalという単語が分からなくて「は?」となりました。

 

事例の、人の話に基づいたデータの、といった意味です。

 

というわけでその上司が伝えたかったのは

「ちゃんと統計の数値とか用意しなくていい、事例をいくつか調べてまとめる感じでいいから1枚パワポ作っておいて。プレゼンの参考資料としており込むから。」

 

という内容だったようです。

  

 

まとめ

外資系企業にお勤めの皆さま、社外の人には嫌な奴だと思われる可能性大ですので、くれぐれもルー語の社外使用は控えめにしましょう。

 

現在は、日本の外資系企業ではなくアメリカで働いているわたしですが、日本の外資系企業のこういった言語文化?は日本独特だなぁとつくづく感じております。

 

 

 

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