こんにちは、アメリカで共働きワーママをしているクレアです。
ユナイテッドでのフライト時にスーツケースを壊された
先日この写真をツイートしたところ、多くの方にリツイート、コメントをいただきました。
妊婦友達がユナイテッドで帰国するという話を聞いて、妊娠8ヶ月でインフルにかかり(渡米する飛行機に乗った後発症)ヒィヒィ言っていた私に、ユナイテッドのCAさんはひと声もかけてくれなかったことを思い出した。そしてスーツケースをこんな風に破壊したのもユナイテッドです…😱きらい… pic.twitter.com/oCd4iDv4xr
— USワーママ (@notefromus) May 21, 2018
これは2018年1月に起きたことで、わたしの中ではすでに終わっていた、ネタになっていた話でした。
ところが先日、妊婦である友人のひとりがユナイテッドで日本に帰国するという話を聞いて、ふとこのことを思い出したというわけです。
スーツケースが壊されるまでの経緯
壊れたスーツケースに出会う
1年に1度くらいのペースで日本にも帰国している、アメリカ在住のわたし。
駐在でもなんでもない我が家は、会社から飛行機代が出るわけでもなく、いつもできるだけ安いチケットを探して日本に帰っています。
昨年のサンクスギビングセールで、いつもなら13万円くらいするチケットが、なんと7万円ほどで購入できました。
たまたまそのディールはANAのもので、LAから成田まではANAで取れたのですが、わたしの住む場所からLAまでは別途国内線チケットを取る必要がありました。日系航空会社のフライトはありません。
そんなわけで、最寄り空港→LAはユナイテッド、LA→成田はANAということになりました。
出発当日空港で荷物を預け、LAでは荷物をピックアップせずに、成田に到着して荷物を待っていました。
すると、ベルトコンベアからありえない状態のスーツケースが流れてきました。
中身が出そうなのでユナイテッドの袋に入っています。
「え‥やばくない‥誰の??」
といった様子で周囲の人たちもざわざわしています。
「すごいリモワっぽいし、すごいわたしのに似てるけど、ありえないよね‥」
と思いつつ見てみると、明らかにわたしの!中身見えてるから間違いない!
絶句しながらも引き上げようとすると、空港のおじさんがカートを持ってきて手伝ってくれました。
若干の同情のまなざしとともに、「あそこのカウンターに行きな」と荷物トラブルの窓口を指さしました。
ずっと楽しみにしていた日本帰国だったのに、どうすんのこれ‥とちょっと震えましたが、
まぁ日本でよかった。日本語で文句言えるもんね。
ANAの窓口対応
ANAの窓口に向かうと、ひとまず書類を書かされました。お姉さんも、はげしい壊れ方にさすがに「やばっ」って顔してましたね。
ここまで壊れたからにはどうにかしてくれるだろうと、逆に落ち着いて対応できました。
そしてANAのおねえさん、
「念のため確認ですが、元々この状態ではなかったですよね‥?」
と聞いてきました。マニュアルなんだろうけど、
「んなわけあるかー!中身飛び出てるだろー!」と思いつつ、違いますと答えるわたし。
どのくらい使っているか、いくらで購入したかなどを質問され、提示されたオプションは以下のとおり。
1.修理できるかまず確認する(おねえさんもわたしも「たぶん直らないよね」という気持ち)
2.修理不可だった場合、購入価額・耐用年数に基づいて、残存分を弁償する
1はまぁ無理だろうと思ったし、2に関しても受け入れられないと思いました。
すでに4年以上は使っていましたが、こんなことがなければまだまだ買い替えることもなく使えたはずのものです。
10年20年使うつもりで買っていましたが、航空会社の計算に使う耐用年数はもっと短いものです。
たしか、購入価額に対して4~50%の金額を支払うという話でした。
半額ほどのお金をもらっても同等のものなんてもちろん買い直せません。
その旨抗議すると、新品の同じものを用意する方向で検討する、滞在期間中に結果を連絡するという回答でした。
全額現金で補償するよりは、なんらかのルートで安く買えたりするんですかね。
ひとまずやり取りが終わり、対応してくれたANAのおねえさん(おそらく年下)に
「ほんと、この仕事大変ですね‥」と思わず同情してしまいました。
だってこの人は何も悪くないのに、終始恐縮して謝りどおしですからね。わたしなら辞めるな。
「ちなみにこれ、やっぱりユナイテッドですよね」
と聞いてみると、
「そうですね‥ユナイテッドの袋にも入っているし、そういうことだと思います。ですが、最終到着地の航空会社が責任を取るということになっているんです」
という話をしてくれました。
滞在期間1週間だったので不安を抱えつつも、ひとまず成田空港で代わりのスーツケースを借りて、その日は実家へ向かいました。
その後の対応
その後、なかなか連絡が来ないままアメリカに戻る日の2日前になりました。
こちらから指定の電話番号に連絡をすると、新品を用意できることになったとのこと。
わたしの出発には間に合わないので、レンタルしているスーツケースをアメリカの自宅まで持ち帰り、
新しいスーツケースもアメリカの自宅に送ってくれるという話になりました。
レンタルしていたものも、新品のものと交換に引き取ってくれるということに。
この事件が1月末、2月中には新しいスーツケースが自宅に届きました。
左:United😡 右:ANA☺️
— USワーママ (@notefromus) May 22, 2018
【追記】乗り継ぎ後、その時の最終目的地である日本にはANAで到着したためANAが対応してくれました(そういうガイドラインとのこと)。
多少交渉しましたが、新品をアメリカの自宅まで送ってくれたのでこれからもANAを贔屓にします!ありがとう! pic.twitter.com/zwDAyDuD34
まとめ
そんなわけで、今回はANAが全責任を負って対応してくれたので、ユナイテッド自体とは何の交渉をする必要もなく、本当にありがたかったです。
ツイートにコメントをいただきましたが、エアライン以外にも空港職員、運搬する職員等さまざまな人が関わっているとは思いますし、具体的にどのプロセスに問題があったのかは分かりません。
ですが、出発から到着までずっと日系航空会社を使えていたら、こんなことはなかったんじゃないかな‥と勝手に思っています。
ちなみに、ロックの状況についてもコメントがあったので、載せておきます。
これは…?米保安局による、ランダムな荷物検査と言うやつ?指定された種類の鍵か、無施錠でないと、破壊して開けて、検査します…ではなかったっけ?https://t.co/IQgJqGRl1g
— valvane (@valvane) May 22, 2018
写真に見えてますが、赤いポッチがあるのがTSA錠のように見えますから、その線は薄そうです
— (is-phd '(masataro . asai)) → t (@guicho271828) May 24, 2018
TSAが開披検査をした場合、開けて検査しましたよ、という紙を入れるのですぐわかりますし、このタイプはTSAロック仕様でしょうから、検査による破損ではないでしょう。検査による破損ならそもそも航空会社は弁償しませんし。
— s.matsuo (@godismycopilot1) May 24, 2018
ご指摘の通りTSAだったのですが、そもそも鍵かけてなかったので、検査のために開けられたといことではなさそうです😅
— USワーママ (@notefromus) May 24, 2018
こんな目にあっても、結局できるだけ安いチケットを買っちゃうんですよね‥
定期的に家族で帰国するとなると結構な金額になるからなぁ。
こんなことは、二度と起こらないことを祈ります!
あらためて、ANAのみなさま、ご対応ありがとうございました。
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そして今思い出したけど、こんな記事も書いていました。笑